【国家資格】石綿作業主任者

資格について

2006年に新設された資格であり、工場や建物で石綿を製造したり、解体作業で石綿を取り扱うときは、資格保有者を選任しないといけません。

仕事内容としては、作業員が安全に作業できるように、作業方法を適切に行う、換気装置などを点検する、防塵マスクなどの器具の使用を確認するなど、総合的に管理するのが仕事です。

資格取得後は工場や解体業者で働けます。

しかしこの資格は資格取得してから仕事を目指そうとするのではなく、仕事で必要なので資格を取得するという方が多いです。

石綿はアスベストと言われており、これは吸引するなどして人体に入りこむと、20年から40年の潜伏期間を経て肺癌などの病気を引き起こします。

この被害は2005年に発生しており、製造工場の作業員が死亡する事故があり、さらには近隣の住民にまで被害が出ることが起きていました。

このような被害があったために、新しく新設された資格ではありますが、日本では2040年頃まで石綿の解体作業のピークがくると予想されているので、今後の被害が心配されます。

また日本よりもアメリカで先にアスベストの問題が発生しており、訴訟にまで至っています。

資格取得方法

国家資格ではありますが、試験らしい試験はなく、講習を受けると資格が得られます。

講習の最後には修了試験がありますが、講習をしっかり受ければ合格できる内容です。

試験では、各科目4科目出題され、健康や予防・作業環境改善・保護具・法令に関する問題が出題され、講習もその4科目が講習されます。

試験では、各科目40%以上の正解、または全科目総合して60%以上の正解だと合格です。

試験の免除はありませんが、2006年3月31日までに、特定化学物質等作業主任者技能講習を修了していれば講習は受けなくても良いです。

講習は18歳以上の方なら誰でも受けることが出来、講習は2日間にわたって行われます。

4つの講習は合計10時間ありますので、2日間にわたって講習が行われます。

試験は先ほども記載したとおり、講習をしっかりと受けていれば問題なく合格できるでしょう。

講習ではどの部分が試験に出るかも教えてくれますので、眠らずに講習を受けましょう。

2日目の講習が終わってからすぐに試験が行われますので、1日目の内容は終了後に自宅で復習できますが、2日目の内容は復習時間はありません。

そして講習の講義は、学校によっても違いがありますが、科目毎に先生が違う場合が多いです。

講習を受ける場合は、分厚いテキストを渡されますので、それに講義内容などを書き込んだりメモしたりして覚えていくと良いでしょう。

また講習ではどこが試験で出題されるかも教えてくれることがあるので、聞き逃さないようにしましょう。